2011年4月14日木曜日

遮光器土偶レプリカの紹介

 今日は、土偶レプリカをネット検索しましたが、いくつかの土偶がネットに出てきました。自分の知っている土偶レプリカは、「夢野工房」柴谷浩二氏の遮光器土偶と大塚はにわ店の土偶ですが、いずれも精度が高く実物に瓜二つの土偶です。益子にある大塚明氏のつくる土偶は、少し民芸調ですので簡略化されてはいますが、全体の形は、リアルです。一方、夢野工房のつくる遮光器土偶は、実物と瓜二つの土偶です。縄文人のつくられた精神性を体現する土偶といえるでしょうか。

 彼は、高校2年の折に木造り町に出土した「亀ヶ岡遮光器土偶」に魅せられ、土偶つくりに取りかかりました。その後(1986年)、宇宙考古学の河井浩三先生に作品を認められ、世界各国の首脳や大統領、学者に作品を送ってもらえるように依頼され、贈答品として送られたといいます。2004年の中国大連で、UFO世界大会の時、日本の代表講演で柴谷氏の製作した土偶が紹介されました。

 また、2009年の米国でシャーマン(霊能者)世界大会で柴谷氏の土偶を使用され、大々的に紹介され、称賛されました。さらに、2010年2月の国立博物館「土偶展」のショップに置かれました。最近では、2011年5月公開の映画「ルパンの鬼厳城」に作品が登場しています。

 「下野・会津・津軽 手仕事専科」では、当初より「夢野工房」の土偶をご紹介することでスタートいたしました。いろいろな方との縁から、木造り町の夢野温泉は、出向の「星と森のロマントピアそうま」にいた頃から、存じ上げておりまいた。
 ここに柴谷浩二氏のメッセージがあります。
 『夢野工房は、縄文時代の遮光器土偶を通し、当時の高度な芸術性と高い精神文明を現代人に伝えるため、出土資料にできるだけ忠実に復元したものです。また、土偶は縄文人から現代人へのメッセンジャーでありタイムカプセルとも伝えられている夢野工房の土偶を貴方のお手許に置いて縄文人の想いをお聞きください。』

 「手仕事専科」では、古代布の「大麻」でつくる麻編巾着をつくり、ミニ遮光器土偶とセットで、ご紹介しています。土偶の生まれた縄文時代には、漆器もぶどう皮ポシェットも出土しています。麻も生活布として、使われています。土偶のもつ精神性を現代の人々にご紹介したいと考えています。
何れの土偶も細かな縄の紋様も再現されひじょうに精緻につくられています。
画像をクリックすると拡大しますので、ご覧ください。
手仕事専科    http://tesigotosenka.com
大塚はにわ店  http://tesigotosenka.com/haniwa.html
夢野工房     http://tesigotosenka.com/doguu.html

■スタッフたちは、板柳土偶を「しゃこぼー」
呼んでいます。
童顔でとてもかわいい表情をしています。

・板柳土偶(箱付き)
 ¥50,000
 サイズ 巾15cm×丈20cm×厚さ11cm
 ■商品コード T-02903■
・盛岡市 出土土偶    製作中止
 高17cm×横18cm(大型胸像)
■商品コード T-02804■
■津軽を代表する「亀ヶ岡遮光器土偶」です。
出土したものは、左足が破損してありませんが、
こちらの物は、再現したものです。
実寸土偶では、本物と同じレプリカもあります。
こちらもアップするといかに精緻に出来ているかが
わかるでしょうか。

・亀ヶ岡遮光器土偶(箱付き) ¥150,000
 サイズ 巾27cm×丈38cm×厚さ10cm
 ■商品コード T-02906■
・三戸土偶(箱付き) ¥20,000
 サイズ 巾18cm×丈20cm×厚さ10cm
 ■商品コード T-02905■
■こちらが、一番小さな「亀ヶ岡遮光器土偶」のレプリカです。
縄文人には、土偶は自然への「畏怖」に対する「雛」的な表現であり、
想いを「祈り」として、作り使われたものと思います。
この度の東日本大震災という計り知れない自然の力の前で、
人間の活動が、いかに自然と融和しないエゴ的なものであり、
「勝組み」「負け組」といった、勝ことが善という考え方が、
21世紀の地球号の中では、愚かなことかが分かるでしょうか。
生きるということが、全てのものとの調和の上に成り立つことを
考えなければ、ならないと思います。
8:2の法則や働かないすすめ的なこと、南北問題等という
地球上の問題をも包含した
自然や生きとし生けるもの全てとの調和ということを。


「夢野工房」亀ヶ岡土偶   ¥3,000   
 横6.5cm×縦8.5cm
■商品コードT-02202■

※麻編巾着は、ご一緒に
 ご注文承ります。
 
・麻編巾着   ¥7,200
 横8.5cm×縦11cm 紐 40cm
■商品コードS-32017■
●この巾着を織(う)むのに、麻糸を撚りますが、

精麻を4本ほど使用します。
1本¥840ですので、ひじょうに高価なものです 
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