2010年12月19日日曜日

「大麻と土偶」series①

 「大麻土偶」については、縄文時代にさかのぼることが出来ます。大麻が、縄文時代に生活の中に使われていたことは、良く知られていることです。その後も日本文化の「神道」では、ひじょうに重要な役割を担って伝わっています。ふだん私たちが目にしている相撲の横綱がしめる化粧まわしは、約20kgの大麻(精麻)で作られています。2つをつくり、一つは神社に奉納され、一つを横綱が、使われるわけです。また、御払いに使われるものにも大麻が、使われています。神社の御賽銭の上に吊るされている鈴も大麻の綱が使われています。また、東北地方では、木綿が生育しなかったことから、麻が継続的に使われておりました。麻糸を縦糸にして、横糸には、使い古した木綿を裂いてつくられる「裂織り」は、東北地方には欠かせない織物でした。明治になり、木綿やさらに化学繊維が普及するにつれ、大麻自体の需要は減ってきておりますが、大麻の持つ意味や文化については、再度見直してみる価値があると考えています。

 一方、土偶は、全国的に出土するものですが、この東北地方に出土する土偶は、特色があります。遮光器土偶として代表的な「亀ヶ岡遮光器土偶」は、現在のつがる市に出土しました。その土偶に魅せられてレプリカを作られる柴谷浩二さんの土偶は、ひじょうに繊細で独特のものです。土偶マニアの方々には、幻の土偶として知られています。

 学術的に「遮光器土偶」の古代宇宙飛行士説などもありますが、先に国立博物館で開催された「土偶展」は、すばらしいものでした。国宝の土偶3点と重要文化財の土偶ほか多数が展示され、縄文人の精神性と造形美術のすばらしさを垣間見ることが出来ました。
 星と森のロマントピアに7年ほど出向していた際に「三内丸山遺跡」の発掘が進み、すばらしい遺構として、出現いたしました。幾度も訪ねる機会がありましたが、青森県は、東北地方の新潟、宮城等の各県と同様に縄文時代にひじょうに発達していたエリアと言えるでしょうか。

 その中でも私が気にとめたのは、土偶の持つ役割です。日本文化には、流し雛や雛人形が穢れを祓う物としての役割がある点です。が、縄文の土偶にも同じようなことが見られる点です。発見される多くが、足や手などを折って離れ離れのところに散在して発見されることです。縄文人が、病を祓う際に土偶を使ったと言えるのではないでしょうか。
 また、これは、スピリチュアルな世界に興味を持つ方々の聞き伝いの話ですが、現在も、大麻布で包んだ土偶を難のあるところに埋めることで、難を鎮める力(気を浄化する)を見ていることです。

 今回、「下野・会津・津軽 手仕事専科」では、「夢野工房」の土偶と「大麻博物館」の麻編巾着をセットで販売することにいたしました。小型の土偶を麻で編んだ巾着袋にいれて、持参することで難を除くことが出来るものと考えています。

●今回準備いたしました「麻編巾着」と「土偶」を写真からご覧ください。
●画像をクリックすると拡大します。

亀ヶ岡土偶のレプリカ
夢野工房」  ¥1,680
サイズ 高8.5cm×横6.5cm
■商品コード T-02202■

亀ヶ岡土偶と麻編巾着

亀ヶ岡土偶と打麻編巾着

麻編巾着(精麻から)
サイズ 横8.5cm×縦11cm 紐40cm
鉤編(長編)
¥3,400
※純粋な国内産麻(精麻)を紡ぎ
鉤編で編みあげた商品です。紐は、組編で
仕上げました。

打麻編巾着(打ち麻を使用)
サイズ 横8.5cm×縦11cm 紐40cm
鉤編(長編)
¥5,000
※純粋な国内産麻(精麻)を打ち、柔らかくしてから紡ぎ鉤編で
編みあげた商品です。
手触りが柔らかく少し白い仕上がりとなります。
紐は、組編で仕上げました。
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