2010年10月16日土曜日

津軽の「BUNACO」について

 今日は、青森県に生まれた「BUNACO」について、紹介します。
下野・会津・津軽 手仕事専科の中でも、もっとも洗練された作品のひとつと言えると思っています。
フォルムも製作方法も独特の技法であり、世界に誇れる作品と言えるでしょうか。

 「BUNACO」は、弘前工芸協会の「創立40周年記念誌」によると、ブナコは、青森県工業試験場にて当時の場長であった城倉可成氏(後に第2代弘前工芸協会理事長(故人))と石郷岡啓之介(故人)の共同研究により考案され、昭和34年県知事賞(ブナコの考案)を受賞しています。更に昭和37年第5回東奥賞受賞(ブナコの研究)、昭和43年自治大臣賞受賞(ブナコの考案)されております。

 青森県のブナの木を有効利用するために開発したユニークな製法で、厚さ約1mm幅約1cmの薄いリボン状の木材をコイルのようにグルグルと巻いてベースを作り、そのベースの中心を押し出すようにして高さのある器やペンダントライトのシェードを作るというものです。
 「BUNACO」の主な特徴はⅰ)割れ、狂い(ゆがみ)がなく、海外など、日本とは異なる気候風土の場所でも、安心して使える。ⅱ)耐水性に優れたコーティングがされている。ⅲ)アルコール系中性洗剤で洗っても大丈夫なのでお手入れが簡単。といったものがあります。

 当時工業試験場の職員だった望月好夫氏(平成6年から弘前工芸協会の第4代理事長)は、城倉可成氏のもとでブナコの研究に取り組んだ一人です。私が、弘前に平成7年から7年間勤務した際に「弘前五人会」のメンバーとして、知己を得ておりました。よもや手仕事専科で「BUNACO」ブランドとして、お付き合いが出来るとは、夢にも思わずにおりました。

 現在は、商業的には、弘前工芸協会々員である倉田昌直氏の経営する「ブナコ漆器製造株式会社」にて、生産されております。手仕事専科では、販売部門の有限会社ブレスからの仕入れとなりますが、弘前市内の一等地にすてきなショールームがあります。
●製造過程(写真にて説明)
 ①ぶなの樹を2mの長さに切断し、それを桂剥きにします。
 ②それを6mm~10数mの幾種類かの幅に切断し帯状のテープとします。

●画像がクリックで拡大します。









③ブナのテープを底等になる切片に巻きつけます。


④それらを扱き盛り上げて、器状にします。
⑤接着剤により形を固定し乾燥させ、ウレタン塗装をします。


●製品/下野・会津・津軽 手仕事専科/BUNACOにて、販売しております。
 写真にてご覧ください。

BOWL「盛鉢(大・中)・ブラウン」

BOWL「深鉢・大中小・天然」

WINE COOLER

おしぼり受


テーブルランプ


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