2014年10月29日水曜日

昭和の風景/白河だるま.その2

昭和の風景/白河だるま.その2では、佐川だるま製造所から、昭和37年の製造の模様をご紹介いたします。
昭和では、だるまが、生活の中に縁日・縁起物として定着していました。
商売では、だるまや大国様やお稲荷様が、必需品でしたし、佐川だるま店の佐川明子さんからは、かつては、だるまよりも大国様が、当り前のように買い求められていたと聞きます。
商売には、時代の流れがあり、栄枯盛衰は当然ですが、残しておきたいものもあります。
その畏敬の念・リスペクト・自然やものに心をみる気持ちです。
これほどの有り余る時代に、ひとの心は、物では、満たされないからです。
癒しを求めています。
楮の皮を石臼で、細かな繊維に砕いています。
楮は、那須郡の那須烏山市の生産者から
求めています。
こちらは、福田製紙所が、手仕事専科
工房になります。
6世紀から、渡来人によって紙漉きが伝わりました。
紙漉きの作業です。
1尺×1.5尺のサイズになります。
半紙の大きさでしょうか。
今では、こちらの簾をつくる職人さんが、
いなくなってしまったといいます。
規格サイズに漉いた和紙を何枚も重ねて
水を切ります。
その後に板に張り付けて、乾燥させます。
和紙の作り方になります。
和紙をだるまの木型に張り付けて、
中を抜いただるまです。
張りぼてになります。
下張りです。
更に、その上に薄和紙を貼りつけます。
上張りです。
だるまに胡粉(ごふん)を塗る作業。
今では、この胡粉もなかなか、良い物が
手に入らないといいます。
膠(にかわ)と一緒に煮てつくります。
膠(にかわ=ゼラチン)は、かつての物は、棒状になって
販売されていたようですが、現在では、
手に入らないといいます。
中国からの輸入になるようです。
この藁の束ねたものは、「弁慶」といいます。
藁を束ねて、それにだるまを櫛で刺して、
乾燥させるための物です。
「弁慶の仁王立ち」からの呼称です。
※胡粉(ごふん)
胡粉(ごふん)は顔料のひとつ。現在では殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を指す。かつて中国の西方を意味するから伝えられたことから、胡粉と呼ばれる。古くは鉛白(塩基性炭酸鉛)を指した。日本画日本人形の絵付けに用いられる。

 下野・会津・津軽のブログ」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ