2011年5月5日木曜日

大黒屋ギャラリーに「伊藤文夫陶房展」を訪ねました

 今日は、木・工房ヒロの写真撮りの終了後に直ぐ近くの大黒屋ギャラリーを訪ねました。丁度、「伊藤文夫陶房展」を開催されていました。伊藤さんは、偶然でしたが、私が妻と一緒に白河から会津に貫ける折に294号線沿いの窯工房を見つけて訪ねておりました。多分に20年近く前のことでしょうか、自分が、焼き物が好きなことが切欠でしたが、いろいろとお話をして、伊藤さんから粉引きのしのぎカップを頂戴して今でも大切に使っています。
 
 伊藤さんは、その頃の面影のままに気さくに焼物のことをお話してくださいまして、自分が課題としている「美」について、ご自分の考えをお話し下さいました。焼き物は、絵画などと違ってかなり技術に左右される部分があることや、技術を習得しても出しえない美しさというのは、その作り手の品格によるのではないかともお話されました。私も同感に思います。
 
 現代の陶工が、つくる美術工芸品が、かつての鎌倉時代のものと比べて、その美しさに敵わないといいます。現代のすぐれた個人陶工の焼き物が、当時の職人の分業システムに敵わないことも当然かもしれませんが。ただし、白洲ご夫妻の住まわれた武相荘にある天平の飾らない仏像の大らかな美しさが、何によるのか、わかりませんが、その美の目利きについては、難しい課題と言えるでしょうか。良いものにふれることで、少しずつ分かるように思っております。
 今日は、伊藤さんの個展の作品群を写真に納めてまいりました。陶房展は、5月末まで、開催されるといいます。ぜひ、お出かけください。

鉢の子窯
伊藤文夫
〒962-0205
福島県須賀川市勢至堂笹畑57
Tel/Fax.0248-67-2424 

-伊藤文夫略歴-
1955年 福島県長沼町に生まれる
1974年 美濃で修業を始め、その後八丈島・(故)青木正吉、唐津・中里隆に師事
1980年 郷里に薪窯を築く
      焼締、粉引を中心に作品は県内をはじめ、東京、横浜、静岡、仙台、宇都宮
      山形等で個展にて発表する。その後何度か、韓国、タイ、ミャンマー、ラオス等
      アジアの窯を視察する。

 
 
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