2011年2月24日木曜日

益子焼「粉引」の宇田川勉さんを訪ねて

 先日、「下野・会津・津軽 手仕事専科」に薄田窯粉引宇田川勉をアップいたしました。
小峰窯元センターを通じて6人の作家の方々を取扱う事になったのですが、宇田川勉さんの工房は益子焼でも芦沼という少し離れた山林の中にありました。naviを使い午後に伺いましたが、静かな閑散としたところで、お隣家にも作陶をなされている方もおられました。

 急遽の訪問でもあり、初めての出会いとなりましたが、同世代の方で、宇田川さんの作陶の人生が、私の人生を垣間見るようで、かさねてお話を伺う事ができました。ホームページにも記しておりますが、25歳の折に東京をはなれて、新しい仕事に就こうと思われたそうですが、奥様の縁から、益子焼を生業とする道を選ばれたと言います。当初の2年間は、共販センターの社長のもとで修業をし、その後、益子をはなれて備前とか他の焼物の産地をたずねたようですが、結局益子に戻ったところ、共犯の社長が次の窯元のを紹介してくれ、土瓶や急須の得意な木村一良さんの窯を訪ね修業をされたと言います。現在の粉引の急須や土瓶の形の美しさは、そちらの窯元で修業を積んだことによるのでしょう。
 
 私は、もの作りに魅せられた人は、つくづく幸せだと思うのですが、私は職人気質であり、ついつい拘りがあって簡単には事がすまない面を持っていますが、創り上げたときの満足と喜びは、一入です。宇田川さんのお話から、「粉引」に魅せられて、究極の粉引作品、さらに「定窯」のものに近付けたい想いを伺いましたが、至福の時間の中を歩いているように感じました。
 現在の彼の作品は、とても端正な形と機能性を持っており、そのバランスが絶妙と拝見しました。また、粉引でも照りをつけており、現代生活の空間でも十分にその美しさを発揮できる作品と見ています。
 これから、この粉引の作品をご利用いただければ幸いです。
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私の好きな粉引の急須、ポット、マグカップです。
形がきれいで、粉引のいろが暖かく、透明な釉薬で
照りが入っています。
モダンな洋風の住空間に似合うと思います。
注文をうけて制作中の作品です。
試作でもあり、再度作る予定とのことでした。
前の破片は、釉薬の調合サンプルです。
宇田川勉さん
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