2020年8月21日金曜日

二代目斎藤一根さんとの出会い-無心庵Vol.002

昨日は、竹芸無心庵を訪ねました。
時間はなかったので、暑中見舞いのようなものでした。
昼を過ぎて直ぐでしたが、無心庵の方々は既に佳境に入っていました。
暑い猛暑日です。
斎藤正光さんと、二代目そして、いつも居られる年配のご夫妻です。
正光さんは、相変わらずお話の途中でも休むことなく手を動かし続けています。
いつもご子息のことはお見掛けしていましたが、お名前を覗うことは無く過ごしていました。お見掛けしてから、5、6年は経つでしょうか。すっかりと職人としての顔立ちになっていました。
お名前を伺うと「かずね」さんだと言い、漢字を訪ねると「一根」と書くと言います。
無心庵を継承するに素晴らしいお顔になられていました。名前から竹芸に対する正光さんの思いが分かります。
斎藤一根(さいとうかずね)さんです。
駅の荷物運びに使うような大きな青竹の籠を作られていましたが、手際と動きが違います。更に目が違いました。
すっかり竹工芸の職人になられていました。

私の知る伝統工芸は、後継者がいないのが殆どです。
素晴らしい伝統を持つ第一人者の家でも後継者が居られなくてどうするのだろうかと心配します。
そう言えば誰かが言っていましたが、「孫を育てる支援活動」が良いと。
息子は食えない手仕事を継がずにサラリーマンとなります。親父が70代を過ぎる頃には40代の一家を支える稼ぎを得ていますので、今更子どもを育てられない稼ぎの手仕事職人になることはあり得ません。
お爺ちゃんのやっていた手仕事を見て育った孫が良いのかも知れません。

無心庵の斎藤正光さんは、素晴らしい後継者を育てられました。
二代目との出会いは、嬉しいことでした。
次代の大田原の竹工芸を担って行かれるものと存じます。
竹芸無心庵 http://tesigotosenka.com/musinan.html
手仕事専科 http://tesigotosenka.com 
竹芸無心庵 二代目
斎藤一根さん
何時もながら手を休めることのない
無心庵 斎藤正光氏

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