2011年7月26日火曜日

きびがら工房が、アップになりました。

 この度、鹿沼市にある「きびがら工房」の作品を「下野・会津・津軽 手仕事専科」で取扱うことになりました。今年の年明けから、お話をさせていただいておりましたが、やっと念願の「きびがら細工」をご紹介することが出来ます。

 きびがら細工は、数年前に他界された青木行雄さんの創作による民芸ですが、その作品の精度の高さや美しさから、古くから伝わる伝統的民芸と思われがちですが、そうではありませんでした。青木行雄さんご自身は、ご自分一代限りの創作民芸と思われていたようですが、5年ほど前にお孫さんの丸山早苗さんが、技術を継承することになったそうです。とても喜ばれて、技術を教えられて、5年間は、修行に励むことを約束されたと言います。ちょうど、今年の6月が、修行から明けて、販売が可能となる期日になります。そのようなことで、手仕事専科で販売することが可能となったわけです。これも、縁とおもい襟を正す気持ちでおります。

 私自身は、30数年前に下野手仕事会とのお付き合いから青木行雄さんを知り、そして、那須ビューホテルの売店商品や正月の干支プレゼントでもお付き合いがございました。青木行雄さんは、温和な方ですが、職人としての考え方を厳しいまでも確りと持ち合わせた方でした。

 ご家族の方から、箒作り職人からきびがら細工を始めた頃のお話を伺いますと、当初は、知名度がないところから、なかなか観光地の売店では、置いて戴くことができなかったようで、御苦労なされたようです。が、那須高原の民芸みちのくの藤田和助さんには、随分とご贔屓にしていただいたということでした。藤田さんは、民芸品の蒐集では、東西きっての第一人者と言える方でしょうか。その民芸に対する愛情は、感動を覚えるところです。

 自分が、津軽や会津のホテル業務で、那須を離れてからは、青木さんへの行き来はなかったのですが、今回のお孫さんの丸山早苗さんの作品は、DNAというのでしょうか、また、門前の小僧習わぬ経を読むというのでしょうか、技術的には、まだ青木行雄さんの域ではありませんが、素適な作品を作られています。物心ついてからは、行雄さんの工房が、遊び場だったと言います。必ず、創造的なすばらしいきびがら細工の作品を作られるものと確信しております。主婦であり、母であり、職人であり、それは大変なことかと思いますが、大きく成長されてゆかれるものと存じます。
簡単なきびがら細工の干支をご紹介いたします。
 
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