2021年5月11日火曜日

大正レトロの宮染・・・・シリーズ①.宮染中川染工場Vol002

手仕事専科には、宮染・中川染工場があります。注染の江戸手ぬぐいになるのですが、小柄手ぬぐいと言います。大正レトロと表現していますが、そのユニークな小柄が、特徴的です。豆絞り市松麻の葉うろこたてわくかまわぬ松葉唐草の模様です。

豆絞りという手拭いの代表的な柄は、一見すると、西洋柄の水玉模様ドットに見えます。しかし、豆絞りを良く見ると、不揃いの豆粒が、縦に正しく繋がって並んでいます。それは、子孫が途切れずに何世代も繋がっていきますようにと、子孫繁栄の切なる願いがこもっているのです。  

・豆絞 紺地/白抜き ¥800
小柄手拭い
■商品コード S-24N-01■

市松模様(いちまつもよう)とは、格子模様の一種で、二色の正方形(または長方形)を交互に配したチェック柄の模様です。江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が舞台「心中万年草」で小姓・粂之助に扮した際、白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、着物の柄として流行したことから、「市松模様」「市松格子」「元禄模様」などと呼ばれるようになった。そのため、家紋や名物裂など江戸時代以前から存在するものは石畳模様と呼ばれる。英語では主に「チェッカー盤柄」を意味する語で呼ばれる。フォトショップなどのグラフィックソフトウェアにおいて、画像の一部が透明である事を示すために市松模様が表示される物が多い。    

・市松 紫  ¥800
小柄手拭い
■商品コード S-24A-07■

麻の葉文様は日本独自の文様で、正六角形を基本とした幾何学文様です。名前の由来は文字通り「麻」の葉の形を連想する事から名づけられました。古くは平安時代の仏像の切金文様のなかや、鎌倉・室町時代の繍仏(刺繍によって仏像や菩薩などをあらわしたもの)のなかにみられます。また、麻は丈夫ですくすくとまっすぐに伸びることから、子供の産着に用いる風習があった。着物に限らず帯や襦袢、袋小物に頻繁に用いられました。江戸の文化・寛政年間に歌舞伎役者の岩井半四郎が「八百屋お七」に、嵐璃寛が「お染」役に麻の葉文様の衣装をつけ大流行しました。それ以来鹿の子絞りの麻の葉文様と黒繻子を組み合わせた昼夜帯などは町娘役に欠かせない文様となり若い娘の代表的な柄となりました。

・麻の葉 槐     
¥800
小柄手拭い
■商品コード S-24N-19■
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