手仕事専科では、山田木綿織元の会津木綿を扱っています。会津木綿は、豊田自動織機から織られたます。明治35年の頃の会津には、機やが30数軒ならんでいました。会津木綿の創成期です。しかし、今では2軒ほどを残して全て廃業となりました。山田木綿織元は、根っからの機やですが、会津木綿のその生き残るコツは、趣味の民藝になります。木綿の規格的質からは近代的自動化された、織幅を1m~2mもで出来る工業的木綿にはとてもかないません。あくまでも明治期に栄えた豊田自動織機からの着尺の木綿布です。
先にご紹介した205番の辛し色のクッション版では、横糸の差し替えの時に織圧がことなり、布の色味が濃淡がでてしまい、斑が出来るお話をしました。お客様は風合いですねと喜んでおられましたが、今日ご紹介する座布団は、鰹縞の座布団です。当サイト手仕事専科の座布団は、浴衣を裁縫される富士商店で作っています。プロの方が作っていますので、縫製はしっかりしています。私にとって、職人さんが信頼に応えてくれることが一番大切な要素になります。出鱈目な商品を作り、気にもかけない方は、職人とは言えません。職人の一番大切なことは良いものを作るという拘りです。趣味の手仕事とプロの手仕事の違いです。写真でご紹介いたします。
富士商店の若女将です。 安心してお任せしています。 |
今回の鰹縞の座布団 下が鰹縞532番 上が大柄の鰹縞611番 |
ファスナー |
こちらが縫い目ですが、コツがあります。 鰹縞は、古くからの縞柄です。 |
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