こちらの作品を拝見した時に鳥肌が立ちました。萩田紀之の世界としてご紹介していますが、彼のストイックな性格からか、スタートすると根詰めて完了まで一気に走ります。3週間で完成したと話します。勿論、毎日ではありませんが、数点の作品にパラレルで取り掛ります。彼は、慎重なのでしょうか、途中で切り絵が失敗することを恐れています。99%完成しても最後の一刀で失敗した場合に全てが、振出しに戻ってしまいます。この度の鈴鹿サーキットの優勝パレード(仮称)は、素晴らしい出来になりました。クラシックなベンツ(gullwing_300sl)に乗るVの字を掲げるL.Hamiltonの得意げなポーズと運転する方の慎重な趣とのシルエットが、目に浮かびます。
萩田紀之の話から、L.Hamiltonの分厚い胸板や筋肉隆々の腕や運転される方の表情を黒の線と色彩で表現する難しさを話していました。同じくホイールの薄青い金属色も工夫があります。金属の光沢は、難しいといいます。同じく、ヘッドライトも実際は、クリアに見えているわけではありませんが、黒の線とで硝子の透明感を表現しています。全体の構図から、遠景の観客席の上部は、カットしていますが、バランス的に安定して納まっています。コース壁前の芝生の美しい緑も遠景となります。私には、素晴らしい作品です。朝日TV人生の楽園以降引き続き、御注文が殺到していますが、彼は、アマチュア、趣味と言いながらも新しい作家としてのプロの道に入っています。彼の作品に取り組む姿勢と半端なもの(作品)を良しとしないストイックな性格が、導いているのかと思います。写真から、作品をご紹介します。
我流趣味の切り絵作家萩田紀之 http://tesigotosenka.com/garyukiriehagitanoriyuki.html
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