2020年7月1日水曜日

薄田いと-薄田窯.Vol.002

一昨日に薄田窯を尋ね翌日にご注文の器を発送いたしました。
確りと梱包し割れることのないように願っていました。
というのも因縁の商品だからです。
3月にご注文を頂戴しましたが、数が足りなく廃盤商品でもあり似たタイプでご了解を得ていました。
8寸のパスタ皿と大ぶりのフリーカップ。
8寸パスタ皿
fai24cm×h1.5cm
フリーカップ
φ8.5cm×h9cm

「4月末ぐらいには、焼成できるでしょう。」との回答をしていましたが、巷はコロナ禍です。
 
薄田いとさんは、益子の工房とお住まいの東京との二重生活です。
月に幾度か益子に来て作陶しています。
そして、都内のGalleryでの販売です。
ですので、こちらのご注文は益子での制作ですが、時間がかかると幾つかの問題も出ました。
不足した数量を焼くと色味が異なってしまうことから、また、釉薬も微妙に異なり同じくはなりません。一気に焼き上げる方が揃います。
その様なことから、3か月半かかったことになります。
 
こちらにその方からのメールが届いていました。
ご紹介します。
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とぴい企画 八田茂様
 
ついに?ようやく?待ちに待ったパスタ皿とフリーカップが届きました。
今年の3月に20年ぶりに益子焼を見に行きました。
素敵な作品がたくさんある中 目にとまったのが薄田いとさんの作品でした。
白でシンプルだけどさりげない模様が飽きずにずーと使えるなーと思いました。
その時小鉢とお皿を6点ずつ購入しました。
(主人と私と息子夫婦娘夫婦用)
帰宅後薄田いとさんの他の作品も欲しくなり今回パスタ皿とフリーカップを注文しました。
3か月待ちましたが届いて良かったです。普段使いにどんどん使いたいと思っています。
有難うございました。
(HS)様
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嬉しい声に安堵しました。
 
手仕事専科は、受注制作を勧めています。
手仕事は、大量生産の商品とは異なり作り置きは短いスパンで販売できる量にしたいと思っています。日本の経済成長から「大量生産、大量消費」が美徳のように持てはやされた時期があります。
あんなに貧しい時代を経験した民族が、戦後の僅か数十年を経て変わりました。
金の力、物の力は人を惑わします。
70数億人の棲める地球号は有限です。
科学はその有限である営みを幾たびも先に変えてきました。
無限に発展成長するかのように。
ひとの奢りに思えます。
ことわざに「立って半畳寝て一畳」があります。
身の程を知り生きて行きたいと思います。
 
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