2018年2月1日木曜日

露玉(つゆだま)--三浦麻梨乃の世界.vol.4

三浦麻梨乃の世界.vol.4は、「露玉(つゆだま)」です。

私たちのつかう言葉に「露(つゆ)」があります。
皆さんは、どのようなイメージで聞きますか。
いろいろな状況で使いますが、俳句や和歌では、「儚い・はかない」の意味を持たせていることが多いでしょうか。
今回の作品「露玉」では、蝉の命と重ねていました。
朝露も夜露も野山のススキや庭先の草花の葉におりる露の光景です。
朝露にひかる朝日や夕方の夜露にひかる茜色の夕焼けも子どもの頃にみた美しい感動に繋がります。
自然の映像の与える感動です。
しっとりとした風情に詫び寂びの世界にも通じるものを感じますが、三浦麻梨乃は、それに「蝉の抜け殻」を描いています。
儚い蝉の命です。

露玉(つゆだま)
技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
8.5×6.6cm
 額サイズ:
八つ切タテ (33.3×27.2cm)
 ■作品コードAC-03707■

http://tesigotosenka.com/pic/AC-03pic/AC-03707.html
銅版画家 三浦麻梨乃
---露玉(つゆだま)---
朝露が溜まる葉の裏に、蝉の抜け殻がついていました。その姿が美しいと思いました。
地上では、ひと夏で終える蝉の命。
俳句で露をはかないものにたとえて詠むことが発想のイメージとなりました。
銅版画家 三浦麻梨乃 http://tesigotosenka.com/marinomiura.html#2007a
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