2018年2月7日水曜日

棘のない薔薇---三浦麻梨乃の世界.vol.06

三浦麻梨乃の世界.vol.6は、「棘のない薔薇」です。

「棘のない薔薇」で調べますと、バラ・薔薇の花ことばが無数にあることが分かります。
愛と美の象徴として扱われる薔薇ですが、昔から想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、恋愛に関する花言葉としても有名です。
日本の万葉集や古今集ででてくるものは、馬酔木、卯の花、梅、椿、ヤマブキやリンドウ、藤、桜・・・・などですが、花鳥風月の花と聖母マリアに意味する薔薇とでは、異なるようです。
薔薇は、茨(いばら)からの名称だといいます。

薔薇の花言葉は、本数や色、部位、状態や組合せ・・・・。
あまりに多くて、大変!
----「棘のない薔薇」は、白バラは純潔、無垢、処女性を、赤バラは愛、殉教、キリストの受難を象徴します。また、花の女王とされるバラは、「棘のない薔薇」として、聖母マリアとも結びつけられています。----

作品は、花びらの間で休憩をしているアマガエルを描いています。
命をつなぐ水を浴びて、安心して休んでいる姿は、微笑ましい。
アマガエルは、ほんとに小さな可愛らしい生き物です。
庭木の草花や林の葉のなかに隠れ家を見つけて、生息しています。
聖母マリアをあらわす薔薇の花びらに安らぎを見つけていました。
銅版画家 三浦麻梨乃 http://tesigotosenka.com/marinomiura.html#2009
手仕事専科 http://tesigotosenka.com

棘のない薔薇  額込
 技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
 
 17.6×8.7cm
 額サイズ
 
 八つ切タテ (33.3×27.2cm)
 ■作品コードAC-03804■

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銅版画家 三浦麻梨乃
6.棘のない薔薇
アマガエルは、よく花びらの間で休息をします。
花びらの布団に身を包みまったりと安心しています。
命をつなぐ水を浴びる姿は、母の愛情をたっぷり受ける子供のようです。
棘のない薔薇は「聖母マリア」を意味する事を後から知りました。偶然にも共鳴するものを感じる場面になりました。
三浦麻梨乃
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