2017年7月10日月曜日

現代津軽こぎん刺し作家 貴田洋子の作品・・・VOL.01

現代津軽こぎん刺し作家貴田洋子氏のhpが、今日でほぼ完成出来ました。
手仕事専科は、伝統工芸品の通販を目的にしています。
しかし、敢えて美術工芸・作家の頁をつくりました。
本来は、職人を対象にした「手仕事」のご紹介が目的ですが、絵画も工芸品も同じ地域の土壌に根ざしたものであり、兄弟姉妹のようなものだと見ています。
貴田洋子氏は、こぎん刺しに魅せられて、現在のような大作を刺して、生活の中の美ではなく、美術工芸としてのこぎん刺しを創られています。
貴田洋子氏の略歴をみると当初は、幾何学文様のこぎん刺しをテーマにし、絵画的な手法から、色彩感覚豊かな作品を創られていました。
繊細なそれでいて温かみのあるチャーミングな女性らしい作品です。
私はhp作りの中でそれらの魅力を知りました。
その中に好きなる作品が沢山ありました。
その後に2,000年を境に大作を作り、日展や現代工芸美術展に応募するようになりました。
八咫烏(やたがらす)が登場します。
秘められた力を持つ八咫烏(やたがらす)を刺し描くことで、作品に力強さが加わりました。
それらの鳥が、群舞し、乱舞する情景は、圧巻です。
大作品には、八咫烏(やたがらす)の乱舞は、似合うテーマであり、月や太陽、津軽の雪、・・・・と自然の中にいきる構成になります。
貴田洋子氏は、数多くの賞を得て、現代津軽こぎん刺し作家として、第一人者と言えるでしょう。
今回のシリーズでは、彼女の略歴から、幾つかの作品をご紹介します。

Vol.01  大作品(八咫烏)
Vol.02  大作品B(幾何学模様のテーマ)
Vol.03  小作品(2,000年以前のもの)

なんといっても圧巻なのは、大作です。
月や太陽、大雪原に舞う・群れ飛ぶ八咫烏(八咫烏)は、その力強さに秘められた何かを感じます。
 私は、その津軽に7年もの間、過ごしました。
西や東、北から、南まで、雪や温泉に、四季折々の津軽、十和田や奥入瀬、御岩木山、八甲田と愉しみました。
私の第二の故郷です。
これらの大作からその情景が、目に浮かぶのです。
これらの3点の大作は、御岩木山、弘前城の桜や地吹雪の舞う五所川原を背景にしています。

津軽人は、拘りのじょっぱりであり、一言では語れない人々です。
津軽は、芳しい香りのある地です。
いまだにお付き合いが、続いているのが嬉しい。

貴田洋子さんと出会ったときにかつての職場の若い女性スタッフを幾人も思い出しました。
津軽は、美人が多いのですが、相馬男に目屋女といい、美男美女の産地です。
貴田洋子氏は、まぎれもない津軽人(女)です。
あす・への飛翔
2013年 現代工芸美術展賞 
        160cm×135cm 
人は大きな悲しみ・苦しみ・悩みを背負い生きる 
でも小さな喜び・希望・勇気・夢を持てる 
あす・へみんなで飛ぼう。
貴田洋子氏
とてもチャーミングな方です。
でもじょっぱりな津軽人(女)。
津軽の方は、好きです。


つがる・桜月の飛翔
2014年 現代工芸美術展     
 160cm×135cm 
津軽の春、美しい風景はほんのいっ時  
爛漫の桜も、月に舞う鳥に散らされてしまいそう、
  ここは、ひろさき。
まほろば・津軽平野の舞        
      160cm×135cm 
下野・会津・津軽のブログ」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp 
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ