今日は、現代津軽こぎん刺作家 貴田洋子さんを訪ねました。
手仕事専科には、弘前こぎん研究所があります。所長である成田貞治氏とは、既に20年来のお付き合いですが、この手仕事専科のweb citeのスタート時に並々ならぬお世話になりました。
彼の公平無私のお人柄が、津軽こぎん刺の普及に貢献しています。
今回の訪問も彼のご紹介でした。
ホテルからタペストリーのお問合せがあり、それを電話越しに聴いていた成田社長から、現代こぎん刺作家である貴田洋子氏の作品をご紹介してくれたことによります。
「貴田洋子の世界」という小冊子からは、その無機質の画像から、イメージが広がりませんでしたが、直にそれらの作品を拝見するとその温かみに180度印象が、変わりました。
素晴らしい作品群でした。
彼女は、既に長いことこぎん刺しに関わっていますが、個展と日展、現代工芸美術展、埼玉県展に出展しています。
それらのものは、販売することなく、所蔵しています。
彼女は、スタート時には、幾何学的なもどこ(文様)の抽象的な作品でしたが、2000年より、師事する故後藤和氏から、動物を加えることを勧められ八咫烏(やたがらす)を刺すことになりました。
幾何学文様にあう八咫烏(やたがらす)を入れることで、作品に深みが増しました。
物語が加わったことになります。
また、同様にこぎん刺しに色を加えました。
干渉し合う色の使い方です。
すばらしい作品群です。
現代津軽こぎん刺作家は、日展でも貴田洋子氏しか、おられません。
唯一の作品です。
この度の御縁から、彼女の作品を手仕事専科にて、ご紹介することになりました。
八咫烏(やたがらす)をテーマにする作品は、古代の『日本書紀』や『古事記』に登場する素晴らしいストーリーを持つ作品です。
八咫烏の作品は、吉祥の作品と言えます。
多くの方々にお伝えしたいと思っています。
※八咫烏(やたがらす)
八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話において神武東征(じんむとうせい)の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラス(烏)。一般的に三本足のカラスとして知られ古くよりその姿絵が伝わっている。
八咫烏は、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されている。また、太陽の化身ともされる。
熊野三山においてカラスはミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)とされており、八咫烏は熊野大神(素盞鳴尊)に仕える存在として信仰されており、熊野のシンボルともされる。近世以前によく起請文として使われていた熊野の牛玉宝印(ごおうほういん)にはカラスが描かれている。
咫(あた)は長さの単位で、親指と中指を広げた長さ(約18センチメートル)のことであり、八咫は144cmとなるが、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味である。
なお、八咫烏は『日本書紀』や『古事記』に登場するが、『日本書紀』では、同じ神武東征の場面で、金鵄(金色のトビ)が長髄彦との戦いで神武天皇を助けたともされるため、八咫烏と金鵄がしばしば同一視ないし混同される。
三本足の意味八咫烏が三本足であることが何を意味するか、については諸説ある。熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示すとしている。また、かつて熊野地方に勢力をもった熊野三党(榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏)の威を表すともいわれる。
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手仕事専科には、弘前こぎん研究所があります。所長である成田貞治氏とは、既に20年来のお付き合いですが、この手仕事専科のweb citeのスタート時に並々ならぬお世話になりました。
彼の公平無私のお人柄が、津軽こぎん刺の普及に貢献しています。
今回の訪問も彼のご紹介でした。
ホテルからタペストリーのお問合せがあり、それを電話越しに聴いていた成田社長から、現代こぎん刺作家である貴田洋子氏の作品をご紹介してくれたことによります。
「貴田洋子の世界」という小冊子からは、その無機質の画像から、イメージが広がりませんでしたが、直にそれらの作品を拝見するとその温かみに180度印象が、変わりました。
素晴らしい作品群でした。
彼女は、既に長いことこぎん刺しに関わっていますが、個展と日展、現代工芸美術展、埼玉県展に出展しています。
それらのものは、販売することなく、所蔵しています。
彼女は、スタート時には、幾何学的なもどこ(文様)の抽象的な作品でしたが、2000年より、師事する故後藤和氏から、動物を加えることを勧められ八咫烏(やたがらす)を刺すことになりました。
幾何学文様にあう八咫烏(やたがらす)を入れることで、作品に深みが増しました。
物語が加わったことになります。
また、同様にこぎん刺しに色を加えました。
干渉し合う色の使い方です。
すばらしい作品群です。
現代津軽こぎん刺作家は、日展でも貴田洋子氏しか、おられません。
唯一の作品です。
この度の御縁から、彼女の作品を手仕事専科にて、ご紹介することになりました。
八咫烏(やたがらす)をテーマにする作品は、古代の『日本書紀』や『古事記』に登場する素晴らしいストーリーを持つ作品です。
八咫烏の作品は、吉祥の作品と言えます。
多くの方々にお伝えしたいと思っています。
※八咫烏(やたがらす)
八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話において神武東征(じんむとうせい)の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラス(烏)。一般的に三本足のカラスとして知られ古くよりその姿絵が伝わっている。
八咫烏は、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されている。また、太陽の化身ともされる。
熊野三山においてカラスはミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)とされており、八咫烏は熊野大神(素盞鳴尊)に仕える存在として信仰されており、熊野のシンボルともされる。近世以前によく起請文として使われていた熊野の牛玉宝印(ごおうほういん)にはカラスが描かれている。
咫(あた)は長さの単位で、親指と中指を広げた長さ(約18センチメートル)のことであり、八咫は144cmとなるが、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味である。
なお、八咫烏は『日本書紀』や『古事記』に登場するが、『日本書紀』では、同じ神武東征の場面で、金鵄(金色のトビ)が長髄彦との戦いで神武天皇を助けたともされるため、八咫烏と金鵄がしばしば同一視ないし混同される。