2021年3月1日月曜日

昭和レトロの宮染の誕生-中川染工場Vol005

今日は久々に宮染の中川染工場を訪ねました。小山駅のミチノク銘品館に宮染の手ぬぐいを収めていたのですが、結構人気があったのですが、コロナ禍から、伝統工芸品はなかなか売れるものではありませんでした。昨年の暮れ一杯で撤退しました。その棚卸の精算が目的でしたが、新しい手ぬぐい柄があるということで、写真撮りに尋ねました。

宮染は手仕事専科の誇れる伝統工芸品です。宮染の由来は、江戸末期の頃、真岡木綿(現在の真岡市で織られた木綿地)が盛んになり、その木綿地を染めるために宇都宮市内を流れる田川沿いに染物職人が集まり袢纏等を染めるようになったのが始まりです。その後、大正期に入り、注染(ちゅうせん)という技法が生まれ浴衣や手拭いを一枚ずつ丁寧に染め上げてゆくようになりました。宇都宮に流れる田川を中心に栄えた染物を総称して「宮染・みやぞめ」と名付けられたのです。中川染工場では、明治38年手ぬぐい、半纏の専門工場として創業しました。大正期に注染という技法によりゆかたの染色を手掛け、以来戦中戦後の一時期を除き年間を通してゆかたの染色をしています。東京ゆかた工業共同組合、及び関東注染組合に属しており、東京都の伝統産業の指定を受けています。今では3軒ほどが、昔ながらの注染の技法を頑なに守りながら、後世にこの「宮染」を伝えております。 

中川専務の話では、昭和レトロ調のデザインだと言います。下にご紹介いたします。

華シリーズ ツバキ
かき氷 小柄てぬぐい
貝殻 小柄手ぬぐい
犬道楽 byはな 小柄てぬぐい
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