2021年2月16日火曜日

風合いの会津木綿からつくる座布団.山田木綿織元Vol001

最近、会津木綿の愛好家の方から、座布団の御注文を頂戴しました。当初は、会津木綿221番の浅緑の布地でしたが、今回は会津木綿205番の辛色でした。山田木綿205番は在庫にありましたので、1週間ほどで仕上がりました。辛色は昔から伝わる色ですが、私の世代には人気の色味です。座布団クッション版(□45cm)です。
山田木綿織元の無地205番
座布団クッション版
会津木綿は幅37.5cmの木綿地ですので、
45cmの幅ですと真中で縫い繋ぐことに
なります。
今回体験したことに豊田自動織機で織る会津木綿の特徴が少しわかりました。縫製してくれた富士商店さんからの話でしたが、今回の辛色の布地は、縦50cm位毎に色味が濃く変わっているというのです。会津木綿は染糸から織り上げますので、染の糸が異なることはない筈と思います。そうすると織の段階で何らかの違いがでるのでしょうか。今朝ほど、山田木綿織元の山田社長にお電話で確認いたしました。すると「横糸を継ぎ足すときに織圧が変わるからです。」というのです。「黒や紺ではその色味の違いは分からないのですが、淡い色味ではそれが出てしまう。」と言います。
そのお話から、お客様にその事情をお話ししましたら、古い織機で織り上げることから「風合い」ですねと、笑って居られました。
「会津木綿の風合い」です。
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