2020年9月7日月曜日

雄勝石の盛付の美しさ-雄勝硯.Vol003

昨日今日と雄勝硯の写真撮りを行いました。
既に天然石共蓋硯などの頁は開和堂硯舗山崎勝でご紹介済みですので、これらは雄勝玄昌石をつかったTABLE WAREになります。
石のプレートですね。
写真撮りをして思いましたが、女性陣からみたこの器は、とても使いにくいものだと思います。拘りを持たなければ、使うことは出来ない商品です。
良い点から見て見ましょう。
1.美しいプレートです。
  黒色硬質のきめ細かさで女性の黒髪を彷彿させる艶めかしい印象を持ちました。
2.石板(プレート)であることから、それほど高価なものではありません。
  石を彫る作業が伴いますが、いろいろなバリエーションを持つことが出来ます。
3.雄勝硯の歴史は、室町時代には始まっています。
  そして、伊達家の直轄となって保護された歴史を持ちます。
マイナスの面
1.ナイフやフォークが使えない。
  石面が、傷ついてしまうために箸だけになります。
2.若干重たく、使う場合にはそれなりの使い方が伴います。

写真撮りをしていて、その美しさに魅せられてしまいました。
機能性ではなく雄勝石のプレートにこだわりたいと思います。
盛り付けの美しさを写真からご覧ください。
手仕事専科    http://tesigotosenka.com
開和堂硯舗山崎勝 http://tesigotosenka.com/ogatusuzuri.html
雄勝硯生産販売協同組合(2週間程先のアップ予定)
-----------------------------------------
雄勝硯の歴史は大変古く、室町時代初期に遡ると言われています。江戸時代の初めには、牡鹿半島の遠島(とおじま)へシカ狩りに来た伊達政宗に、硯を二面を献上して、いたく称賛され、褒美を授かったことが伝えられています。
また伊達家の二代目忠宗もその巧みな技に感服して、硯師を伊達藩に召し抱え、硯の原料が採れる山を「お止め山(お留山)」として、一般の者が石を採ることを許さなかったと言われています。
このように雄勝硯は応永の昔より名硯として賞美され、以来600年の歴史と伝統を誇り、営々として命脈を保ち続け、依然昔ながらの手作りの製法により、硯工人の腕ひとつ、呼吸ひとつで、丹念に彫り上げられています。
-----------------------------------------
下野・会津・津軽のブログ」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp 下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 ■伝統的食品のブログ