2018年3月5日月曜日

遊戯の時間--三浦麻梨乃の世界.vol.07

三浦麻梨乃の世界.Vol7.は、「遊戯の時間」です。

樹木に蛇の骨が巻きつき、真白な鬼百合の花が咲いています。
その空間で、蛙たちが遊んでいる図です。
グロテスクな印象を受けましたが、これも又、三浦麻梨乃の世界です。
この絵に対するコメントを伺いました。
子どもの頃のビニールハウスでの思い出が、膨らんでいます。
自分の姿を蛙に見立て「挑戦する好奇心」と祖母に怒られる「リスク」を蛇の骨に見立てています。
真白い鬼百合は、「生きる」を現しているのでしょう。

私の子どもの頃は、野山や田圃、小川をフィールドにしていました。
季節毎の遊びがあり、冬にはベーゴマや鳥捕り、夏には川原で泳ぎ魚をとり、山に入り薬草や蕨を採ったり、遊びはつきませんでした。
骨になった蛇の死骸は、それほど見る機会はありませんでした。
それでもその蛇の死骸の周りに真白い鬼百合が凛と咲き、蛙が遊ぶ様は、想像が出来ます。
この図は、三浦麻梨乃のイメージの世界だろうと思います。
「挑戦と生」をテーマとした作品です。
手仕事専科 http://tesigotosenka.com
銅版画家三浦麻梨乃  http://www.geocities.jp/hwfhb259/marinomiura.html#2009       
遊戯の時間   額入
 技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
  
58.5×45cm
 額サイズ
  
大判タテ (85×66cm)
 ■作品コードAC-03901■

7.遊戯の時間
ヘビの骨を飛び回り遊ぶカエルたち。普段は恐れるヘビも骨となれば怖くない。
生きているうちに花を咲かせて楽しもう、時に失敗して傷ついても挑戦する事。
怖がってばかりでは夢はいつまでたっても掴めない。そんな想いも込めて描きました。
ヘビの骨にはリスクを恐れる心理を、それをも凌駕しようとする好奇心をカエルの姿に投影しました。
子供の頃にビニールハウスの骨材をジャングルジムのような遊具に見立て遊びました。骨組みがヘビの骨格に似ていると感じました。
祖母にみつかれば怒られると知りながらも、挑んでしまう不思議な心理でした。その思い出から発想がふくらみました。