2016年9月28日水曜日

思い出の世界旅行①

私の宝物に20代に経験した、世界ひとり旅があります。
大学を休学して1年の予定で計画したのですが、途中でお金がなくなり、スイスで働かざるをえませんでした。
それで、2年間となってしまいました。
金はないけれども時間はあるということで、随分と気ままな旅行となりました。
私の人間観は、その頃に培われました。
23歳という年齢から、また、経済大国の日本人であることから、西洋でも歓迎されました。
当時は、トヨタのカローラが、アウトバーンを走っていました。
正月は、スイスの教会で2週間ほど、泊めていただくことができました。
コレクトコールで、家族に電話することができました。
「茂から電話だよ。」
今は亡き母の声が、いまでも耳に残っています。
 
今となっては、また、同じ道程を歩くかと言われたら、「NO!」でしょうか。
それほどに危ないところを歩いてきました。
レバノンのベイルートでは、市街戦のまっ最中でした。
子供が、銃を持って、塹壕に立て籠もっていました。
そんな折に機関銃を突き付けられて、目隠しをしてジープに乗せられて、アジトに連行されました。
幸い、釈放されましたが、安易な自分が、恥ずかしく思い出されます。
同じく、イラクやイラン、アフガニスタンと紛争の最中でしたので、
いつ国境が閉鎖せれるかもわかりませんでした。
今では、宝物です。
スケッチは、おもにヨーロッパをヒッチハイクで移動していたときに車を拾う合間で、描いたものです。
トルコの羊飼いのおじさんと
一緒。


 
 
Esparsette
02.07.1974
BaverEiseneSchtein

07.08.1974
Bleiswuk
14.10.1974
Oberhofen
06.09.1974 スコットランド
CopelCurig
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