2010年10月18日月曜日

那須高原のクラフト工房「木・工房ヒロ」を訪ねて

 昨日、那須高原の「木・工房 ヒロ」を訪ねてきました。
私の住む那須塩原市の百村に2006年4月に工房を開設されて既に4年になります。板室温泉に近い板室街道沿いでもあり、季節には、沢山の観光客が来られるところです。

 第2回那須あーとクラフトフェアに出展されており、それを機会に知り訪れました。
 木工クラフトですが、糸鋸でつくる「組木パズル」を主体としており、作品の多さと多彩さに驚いて興味深く拝見してきました。
 かつて、青森県弘前市(旧相馬村)の「星と森のロマントピアそうま」に在籍の折に、体験学習がひとつのテーマであり、津軽の文化や相馬村のりんご白神山地の自然フィールドをつかい総数20を超えるアイテムを揃えましたが、その中に青森の天然木(ぶな、ヒバ材)をつかった「組木パズル」がありました。著名な小黒三郎さんや弘前大学の名誉教授の佐藤武司さんにご指導を頂いて、若いスタッフと夢を持って楽しんでいました。

 もの作りの方々の気持ちは、同じで、佐藤さんとは直ぐに通じるものがあって、昨日取材で訪問することになりました。

 「組木パズル」は、デザイン力が鍵となりひじょうに重要です。佐藤弘行さんは、多摩美術大学のインテリアデザイン科を卒業されており、長年、インテリアデザインや店舗設計のお仕事を企業の中でされて来られたということでした。パズル作品から、優れたデザイン力を見て取れひじょうに驚きました。持って生まれたデザイン能力を長年の仕事で更に鍛えられ培われたものと思います。
 また、水彩画も描かれ、すばらしい作品を拝見致しました。緻密に10号位のサイズに描かれておりました。販売は、されないとのことですが、その道に進まれても、十分大成されたと思わずにはいられませんでした。

 星と森のロマントピアそうまでお世話になった青森市新城の工房の「組木パズル」を取り扱いたいと考えておりましたが、今はもう工房を閉められており、かないませんでした。
 この後、下野・会津・津軽 手仕事専科で、「木・工房 ヒロ」の佐藤さんとお取引が出来ればよいと願っております。
木・工房 ヒロ 
 佐藤 弘行
 〒325-0115 栃木県那須塩原市百村2975-1  「木・工房ヒロ」を写真からご覧ください。
※現在、佐藤さんは、工房を廃業いたしました。

●画像がクリックで拡大します。

板室街道沿いの工房
「木・工房ヒロ」

すてきな販売店舗兼ギャラリーです。
一部を除いて佐藤さんご自身の手造りだそうです。

工房内でスナップ写真に収まっていただきました。
HPのプロフィルからお歳は、わかりますが、
すごく若いバイタリティ溢れる方でした。

●店舗兼ギャラリーです。
来年の干支「卯」のデザインも出来上がり、
製作中でした。
すでに作品としても販売されています。
このタイプのパズルは、「箸置き」となります。
ご家庭のテーブルにひとつ置かれると、楽しいでしょうか。


ねずみのパズルです。十二支のひとつですが、
まだ、干支シリーズとしては、揃っていないとの
事でした。へび「巳」の形が難しいとのことでした。
「箸置き」として、揃えると楽しいでしょうか。

 
兎の根付け・ストライプですが、木は、同芯同材積層材を
使っています。1枚の天然木ですとバリが出やすく
割れやすい欠点があります。その点、この材料ですと、
狂いもバリもでなく、欠けにくいのが、特徴です。


座り心地がとても良い椅子でした。インテリア家具等も
手がけておられて、すてきな作品です。
  ●水彩画作品
 /東京にお住まいの折に山梨県等の渓谷を良く描かれたそうです。

「手仕事専科のBlog」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。
株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道  和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ